まったく旨いブルゴーニュの造り手。1975年、マダム・シャンタル・レスキュールが創設したドメーヌです。ニュイ・サンジョルジュに本拠があります。
1996年からマダムの遺志を継いだムッシュ、フランソワが陣頭指揮をとっています。
以来、毎年のように評価が向上。“常にエレガントさを” “テロワールを尊重し、時間と労力をかけて”と語るムッシュの言う通り、ワインにはエレガンスさが骨格にきちんとあります。特に素晴らしく、美しい宝石達は、コート・ド・ボーヌ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、クロ・ド・ヴージョに輝きがちりばめられています。
コルクはタンニンとクオリティーに影響すると考え、1本抜きのものを選別しています。もちろん樽も、木を育てる森と、樽造りの職人にこだわります。
除草剤、化学肥料を使わない、自然なぶどう栽培を実践。そのためか、畑のあちこちに小鳥の巣が見られます。いわゆるリュット・リゾネ(対処農薬栽培法)を実践し、肥料は有機です。害虫などがあらわれて、ぶどうの木がおそわれた時、必要な場所に必要な薬剤を処方するというもの。人間と同じく、病気になったときだけ、お薬を飲みましょうという発想がフランソワさんのワイン造りです。