エリクシール・デ・ザベイユ・イドロメル 2011 (500ml)

原語表記：Elixir des Abeilles Hydromel 2013
ワイナリー/生産者：グザヴィエ・マルシェ
タイプ：白
生産地域：ロワール/フランス
ブドウ品種：蜂蜜、水
アルコール度数：12%
サイズ：750ml

蜂蜜と水で造られた蜂蜜酒で、いわゆる「ミード」と呼ばれるお酒。
キュヴェ名は直訳すると「ミツバチの霊薬」でしょうか。
ちなみにイドロメルとはイドロ+メルの意味でイドロ（Hydo）は「水の」という意味で、メル（Mel）は蜂蜜を意味します。
水+蜂蜜でそのまんまな名称となっています。
蜂蜜から造られているとはいえ、ワインと同様に蜂蜜もテロワールを反映した味わいになると言われており、各エリアの土壌（石灰岩質、片岩質、花崗岩質など）や植えられている植物（草花、ハーブ、果樹）により、テロワールを反映した多種多様な味わいになります。
蜂蜜に水を加えて放置すると発酵が始まることで造られるイドロメル。
人類が初めて口にしたアルコールとも言われています。
アカシアやスズランの様な白い花系の可憐なフローラルさとユーカリの葉やタイムと言ったハーブのニュアンスに蜂蜜そのものの濃縮した香りが感じられます。
ワインに比べると非常に香りの当りが柔らかく、独特の香りの立ち方、感じ方になっています。
味わいは、最初蜂蜜を多めの水で薄めたかのように感じられ、一瞬戸惑いますが、余韻としてジワジワとフルーツ感の膨らみや良いワインを飲んだ時と同様の満足感が湧き上がってきます。
アルコール度数も低いため、まるで水のように飲めてしまいますが、ほんのりとアルコールを感じられ、身体が軽くなったようなフンワリとした心持ちになります。
身体に負担を掛けない食後酒としても、就寝前の締めの1杯としても最適です。
その発祥は旧石器時代とも言われ、強壮剤としての側面もあるイドロメル(蜂蜜酒)。後にも先にもこの1度だけ造った特別なボトルです。
是非この機会をお見逃しなく！
※このキュヴェはソーテルヌの様な極甘口ではなく、ほんのりとした甘さで造られており、セルドンと同程度の甘さです。